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派遣業務クラウドシステム「派遣can」

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契約管理HELP


目 次

※契約書の検索や更新処理


1) 契約書を作成する前の準備

1.契約管理機能の環境設定

「契約管理」の「環境設定」メニューから派遣元関連項目や、派遣条件の文言のひな型などを設定します【図1】。
ご利用開始時、派遣元関連項目にはご利用申込み内容に基づく社名や住所等を反映した暫定値、派遣条件の文言にはサンプルが設定されています。
必要に応じて、それらを変更します。
※設定が完了しましたら必ず「保存」ボタンをクリックしてください。
保存ボタンをクリックしないで他のページに移動すると警告なしに入力内容は失われます。

【図1】契約管理の環境設定画面



2.派遣スタッフの登録

「人材管理」で人材を登録します。
契約書を作成するためには、スタッフコードを振る必要があります(「人材管理」では稼動に至らない登録者を考慮してスタッフコードは必須になっていませんが、派遣契約書の作成には必要です)。
また、社会保険加入状況を契約書に反映させるには、「人材管理」の社会保険管理画面で得喪日を登録しておく必要があります。

3.派遣先の登録

派遣先管理で派遣先を登録します。 派遣先責任者、指揮命令者、苦情処理の申出先などの派遣先データが契約書、管理台帳に取り込まれます。

4.求人(案件)の登録 ※求人管理機能をご利用の場合のみ  ※スキップ可能です。

求人管理で求人(案件)を登録します。 登録された案件と人材管理に登録されたスタッフとをマッチングさせ、求人管理の機能から契約へ進みます。
※契約管理の作成画面にて直に契約書を作成できますので、必須ではありません。


2) 契約書作成の流れ

以下に、契約書の新規作成する手順を示します。
なお、契約を更新する場合や、既存の契約データをもとに契約書を作成する場合は、「契約書の検索や更新処理」のヘルプを参照してください。

1.派遣期間等の入力

派遣期間(必須)、契約日等を入力します。
契約番号は自動で振られます。
ただし、契約番号の枝番に関しては

(1)契約書の新規作成時のみ
・デフォルト値はシステムが自動割り当てしますが、任意の契約書番号と枝番を入力可能とさせていただきます。
・契約書番号は、数値および半角英数字のみ入力可能です。
・枝番は、数値のみ入力可能です。
(注)契約書番号と枝番の組み合わせが、システム内にすでに存在する場合は登録エラーとなります。

(2)契約書の編集時
・契約書番号と枝番の変更は不可とさせていただきます。

(3)契約書の更新時
・契約書番号と枝番の変更は不可とさせていただきます。
・更新後の枝番は、更新前の値+1を、システムが自動で割りさせていただきます。

2.派遣先関連項目の入力

派遣先または求人を選択します。
選択した派遣先の設定済みデータ(社名、所在地、責任者、連絡先、その他のデータ)が契約書作成画面に取り込まれます。
必要に応じて上書き変更も可能です。

3.派遣スタッフ関連項目の入力

派遣スタッフを選択します。
選択したスタッフの設定済みデータ(氏名、社会保険加入状況、その他のデータ)が契約書作成画面に取り込まれます。
必要に応じて上書き変更も可能です。

4.派遣元関連項目の入力

派遣元関連項目には、「契約管理」の「環境設定」の内容が初期値としてセットされています。
派遣元責任者・派遣元苦情処理申出先は環境設定で設定された5名の各担当者を選択可能です。
確認の上、必要であれば修正します(永続的な修正であれば「環境設定」をし直します)。

5.勤務時間、就業日等の入力

勤務時間、就業日等を入力します。
契約書の帳票出力用と勤務時間表の初期値用に分かれています。
帳票用はフリー記述で入力します。
勤務時間表用は勤怠管理を利用する場合に数値を入力します。

6.料金、賃金の入力

料金(請求)、賃金(給与)を入力します。
「時間制」、月額等の「定額制」「日額制」が選択できます。
入力された料金は、請求計算に反映されます。
賃金は、給与計算に反映されます。

7.業務内容の入力

業務内容(詳細その他)にフリー記述にて入力します。

8.派遣条件等の入力

有期雇用派遣労働者または無期雇用派遣労働者を選択設定し、それぞれの設定を行います。
法定項目の文言など、派遣条件を入力します。
初期値には「契約管理」の「環境設定」の内容がセットされています。
確認の上、必要であれば修正します(永続的な修正であれば「環境設定」をし直します)。
「特別条項」「備考」は派遣先管理にて設定されたものが表示されます。

9.帳票の出力

契約書を作成し保存すると契約書作成画面の下に新しいボタンが表示されます。
「帳票選択」ボタンを選択し、帳票出力画面から必要とされる各帳票を選択し出力してください。
※2015年10月1日派遣法改正以前の契約書を出力するには、契約書作成画面下のボタンで入力を保存し、「派遣契約書(個別)」「派遣通知書」「雇入通知書兼就業条件明示書」を出力します。


3) 契約書の作成手順1(派遣期間等の入力)

契約書を新規に作成するには、「契約管理」メニューから「契約書の作成」を選択します。

作成画面の最上部が、【図2-1】です。ここで重要となるのは、「契約番号」と「派遣期間」です。 そのほかの項目は、必要に応じて入力してください。

項目名 内  容
契約番号および枝番 自動で番号が振られます。
勤怠管理、給与請求計算との紐付けに用いられます。
(1)契約書の新規作成時
・デフォルト値はシステムが自動割り当てしますが、任意の契約書番号と枝番
の上書きが出来ます。
・契約書番号は、数値および半角英数字のみ入力可能です。
・枝番は、数値のみ入力可能です。
※契約書番号と枝番の組み合わせが、システム内にすでに存在する場合は登録
エラーとなります。
(2)契約書の編集時
・契約書番号と枝番の変更はできません。
(3)契約書の更新時 契約書番号と枝番の変更はできません。
※更新後の枝番は、更新前の値+1を、システムが自動で割り当てるように
なっています。
派遣期間 必須。
個別契約期間です。
同一スタッフの派遣期間重複チェックが行われます。
勤務時間表の作成時に参照されます
(勤務時間表は、有効期間内の契約に対して作成されます)。
期間の定め 期間の定めあり、または、なし、を選択します。
契約更新の有無 該当するものを選択します。
「その他」を選択すると
契約書→環境設定の「契約更新の有無(その他)」
に設定したものが表示されます。
契約の更新の判断基準 契約書→環境設定の「契約の更新の判断基準」に設定したものが表示されます。
基本契約日、期間 基本契約日と基本契約期間のを入力します。
回収日 必要に応じて、作成後に入力します。
コメント 必要に応じてフリー記述で入力します。


【図2-1】契約書作成画面の最上部





4) 契約書の作成手順2(派遣先関連項目)

派遣先の入力では、「求人番号」または「派遣先コード」の文字の上をクリックすると表示される別ウィンドウから、登録済みのデータを選択します【図3-1】【図3-2】。
あらかじめ、求人番号や派遣先コードがわかっている場合は、コード検索機能を使うこともできます。
それぞれの機能の使い方は、次のリンクを参照してください。

・求人選択ウィンドウの使い方
・派遣先選択ウィンドウの使い方
・コード検索ボタンの使い方



派遣先関連項目には次のものがあります。画面は【図3-3】。

項目名 内   容
求人番号 求人データを選択したとき求人番号が取り込まれます。
派遣先データを直接取り込んだ場合は空白です。
派遣先コード 派遣先データを選択したとき派遣先コードが取り込まれます。
求人データを選択したときは、それに紐づく派遣先コードが取り込まれます。
名称〜苦情処理の申出先 「派遣契約書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」
「派遣元管理台帳」に反映されます。
派遣先管理での登録内容が取り込まれますが上書きも可能です
(恒久的な変更の場合は、派遣先管理で修正します)。
円端数処理 請求計算に反映されます。
デフォルトは派遣先管理での登録内容です。


【図3-1】求人の選択による派遣先データの取込



【図3-1-2】求人の選択による派遣先データの取込




【図3-2】派遣先の選択による派遣先データの取込



【図3-2-2】派遣先の選択による派遣先データの取込



5) 契約書の作成手順3(派遣スタッフ関連項目)

スタッフの入力では、「スタッフコード」の文字の上をクリックすると表示される別ウィンドウから、登録済みのデータを選択します【図4-1】。
あらかじめ、スタッフコードがわかっている場合は、コード検索機能を使うこともできます。
それぞれの機能の使い方は、次のリンクを参照してください。

・スタッフ選択ウィンドウの使い方
・コード検索ボタンの使い方

【図4-1】スタッフデータの取込



【図4-1-2】スタッフデータの取込



スタッフ関連項目には次のものがあります。画面は【図4-2】。

項目名 内 容
スタッフコード 選択したスタッフのスタッフコードです。
「派遣通知書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」に表示されます。
人材登録番号 選択したスタッフの登録番号です。
氏名、性別 選択したスタッフのデータが取り込まれます。
「派遣通知書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」「派遣元管理台帳」に表示されます。
年齢 選択したスタッフのデータが取り込まれます。
「人材管理」>「基本情報」:生年月日に設定された生年月日から自動計算され「派遣通知書」に自動で表示されます。
・60歳以上の場合・・・「60歳以上」
・60歳未満の場合・・・「60歳未満」
・45歳以上60歳以下の場合・・・「45歳以上60歳未満」
・18歳未満の場合・・・「年齢」

派遣先管理台帳、派遣元管理台帳には以下の表記になります。
・60歳以上の場合・・・「60歳以上」
・60歳未満の場合・・・「60歳未満」
被保険者資格取得の有無 「人材管理」>「社会保険」で登録された各社会保険の得喪日が
加入の有無に反映されます。
「派遣通知書」に表示されます。
雇用安定措置
(管理台帳)
「人材管理」>「基本情報」:雇用安定措置に入力された内容が表示されます。
「派遣元管理台帳」に表示されます。
教育訓練の状況
(管理台帳)
「人材管理」>「基本情報」:教育訓練の状況に入力された内容が表示されます。
「派遣元管理台帳」に表示されます。
キャリアコンサルティング
の実施状況
(管理台帳)
「人材管理」>「基本情報」:キャリアコンサルティングの実施状況に入力された
内容が表示されます。
「派遣元管理台帳」に表示されます。
派遣先での教育訓練
の状況(管理台帳)
フリー記述です。
「派遣先管理台帳」に表示されます。
苦情処理状況
(管理台帳)
フリー記述です。
「派遣先管理台帳」に表示されます。



6) 契約書の作成手順4(派遣元関連項目)

派遣元関連項目には、初期値として「契約管理」「環境設定」で登録された内容がセットされます。
派遣元責任者・苦情申出先は「契約管理」>「環境設定」で氏名と電話番号をそれぞれ5つまで設定が可能です。
ご確認の上、必要であれば修正します(永続的な修正であれば「環境設定」をし直します)。
各項目は「派遣契約書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」「派遣元管理台帳」に表示されます。

【図5-1】派遣元関連項目




7) 契約書の作成手順5(計算項目)

1.勤務時間表設定値の入力

「勤務時間表設定値」は、勤務時間入力の手間を減らしたり、自動残業計算や自動休日判別の機能を使うためのものです。
ただし、勤務パターンが一定でない場合、完全な対応はできません(全く対応できない場合もあります)。
しかしながら、イレギュラーな勤務時間は手動モードに切り替えて入力できるので、最も多い勤務パターンにあわせて初期値を設定する運用も可能です。 次の表を参考に各初期値の設定を行ってください。
入力は半角数値で行います。

項目名 内 容
出社、退社時間 一定の出社、退社時間が見込まれる場合に設定をしておくと、勤怠管理>勤務時間表に
デフォルトとして出勤、退社時間が設定されます。
そうすることで、時間外勤務があった日のみ設定値を上書きすればよいので、入力の手間
が軽減できます。
※ウェブ勤怠管理をお使いの場合には、スタッフが、パソコンまたは携帯からスタッフ
専用ログイン口より専用アカウントにてログインし、出社、退社時間を入力することが
可能になります。
【重要】勤務時間表の入力時に各丸目時間を設定する必要がある場合には、こ出社時間、退社時間の設定は必須となります。なぜならば、出社時間、退社時間の分数が基準となるからです。
例えば9:05の出社時間ですと05分が基準となり丸め計算が行われます。
休憩時間 休憩時間が一定しているときのみ設定します。
所定時間 出社、退社、休憩時間を入力すると自動計算されます。
出社、退社、休憩時間の設定無しで所定時間のみ手入力で設定することもできます。
残業基準時間 勤務時間表の入力で自動残業計算機能を使うには、残業基準時間の設定が必須です。
所定時間を入力すると同じ時間数がセットされますが、所定時間の設定なしで手入力
することもできます。
所定時間とは異なる時間数に上書きすることもできます。
そうすることで、所定は7時間でも、残業賃金が適用されるのは8時間からといった
ケースに対応できます。
出勤曜日 休日出勤の自動判別に使われます。
出勤曜日が一定している場合に設定します。
次のように判別されます。
◆「日曜日」をチェックオフにすると、「法定休日」扱いになります。
※「日曜日」のみをチェックオフにすると、出退時間などが設定勤された勤務時間表の時間枠のデフォルトは、祝日と日曜日を除き時間が表示されています。
◆「日曜日」以外の曜日をチェックオフにすると、「休日」扱いになります。
※「日曜日」以外にチェックオフにすると、出退時間などが設定勤された勤務時間表の時間枠のデフォルトは、祝日とチェックオフされた曜日を除き時間が表示されています。
◆全ての曜日をチェックすると、祝日以外の全ての曜日が「平日」扱いになります。
※全ての曜日にチェックすると、出退時間などが設定勤された務時間表の時間枠のデフォルトは、祝日を除き時間が表示されています。
◆全ての曜日をチェックオフにすると、出退時間などを設定しても、祝日も含めて、全ての曜日が「平日」扱いになります。
※全ての曜日をチェックオフにすると、勤務時間表の出退時間や休憩時間などの時間枠のデフォルトはブランクとなります。
◆上記設定に関わらずに、出勤した日を休日、法定休日扱いなどほかの時間枠に就業時間を設定したい場合には、勤務時間表の上部にある「設定」フィールドの残業設定値を「手動残業計算」モードに切り替えて該当時間枠に手入力します。
月最大残業時間 勤務時間表入力時に設定した月最大残業時間数を超えないようにチェックされます
(月単位での勤務時間表専用)。
最大週勤務日数 勤務時間表入力時に設定した週最大勤務日数を超えないようにチェックされます。
時間丸め単位 勤務時間数計算の際に設定した分数未満はカットされます
(15分ならば14分以下はカット)。
設定無しは1分単位です。
【注意】9:15〜17:15などの出社・退社の設定で、10分の丸めの場合には、
以下のような丸め設定になります。
出社時刻 丸め時刻 退社時刻 丸め時刻
9 15 9 15 17 1 17 15
9 16 9 25 17 16 17 15
9 17 9 25 17 17 17 15
9 18 9 25 17 18 17 15
9 19 9 25 17 19 17 15
9 20 9 25 17 20 17 15
9 21 9 25 17 21 17 15
9 22 9 25 17 22 17 15
9 23 9 25 17 23 17 15
9 24 9 25 17 24 17 15
9 25 9 25 17 25 17 25
9 26 9 35 17 26 17 25
9 27 9 35 17 27 17 25
9 28 9 35 17 28 17 25
9 29 9 35 17 29 17 25
9 30 9 35 17 30 17 25
9 31 9 35 17 31 17 25
9 32 9 35 17 32 17 25
9 33 9 35 17 33 17 25
9 34 9 35 17 34 17 25
9 34 9 35 17 34 17 25
9 35 9 35 17 35 17 35
9 36 9 45 17 36 17 35
9 37 9 45 17 37 17 35
9 38 9 45 17 38 17 35
9 39 9 45 17 39 17 35
9 40 9 45 17 40 17 35
9 41 9 45 17 41 17 35
9 42 9 45 17 42 17 35
9 43 9 45 17 43 17 35
9 44 9 45 17 44 17 35
9 45 9 45 17 45 17 45
9 46 9 55 17 45 17 45
9 47 9 55 17 47 17 45
9 48 9 55 17 48 17 45
9 49 9 55 17 49 17 45
9 50 9 55 17 50 17 45
9 51 9 55 17 51 17 45
9 52 9 55 17 52 17 45
9 53 9 55 17 53 17 45
9 54 9 55 17 54 17 45
9 55 9 55 17 55 17 55
9 56 10 05 17 56 17 55
9 57 10 05 17 57 17 55
9 58 10 05 17 58 17 55
9 59 10 05 17 59 17 55
10 00 10 05 18 00 17 55
10 01 10 05 18 01 17 55
10 02 10 05 18 02 17 55
10 03 10 05 18 03 17 55
10 04 10 05 18 04 17 55
10 05 10 05 18 05 18 05
10 06 10 15 18 06 18 05
10 07 10 15 18 07 18 05
10 08 10 15 18 08 18 05
10 09 10 15 18 09 18 05
10 10 10 15 18 10 18 05
10 11 10 15 18 11 18 05
10 12 10 15 18 12 18 05
10 13 10 15 18 13 18 05
10 14 10 15 18 14 18 05


2・勤務時間表への契約データの反映

「勤務時間表設定値」だけでなく、「出勤表」の項目へも契約データが反映されます。

【図6-1】契約書で勤務時間を設定



【図6-2】上の設定が反映された勤務時間表

イレギュラー時間入力時のみ手動計算モードに切り替えます。



【図6-3出勤表】

赤枠内が契約書から反映される箇所です。





3.請求、給与反映項目の入力

請求、給与計算の機能を使う場合は、それらの項目の入力が必要となります。

【図6-4】契約書で必要項目を設定



項目名 内   容
有給日時間数 出社、退社、休憩時間から所定時間と同時間で自動計算されます。
所定時間と異なる場合は、上書き可能です。 時給制の給与計算のみに有効です。
「所定時間時給×有給日時間数 = 支給額」となります。
請求計算締日 請求計算時に、指定した締日の契約が対象になります。
例えば、請求計算時に末締を指定すると、20日締めの契約は対象外となります。
デフォルトは環境設定で指定します。
締日設定に誤りがあると、請求漏れや過請求となるので、派遣先によって締日が異なる場合
は特に注意が必要です。
給与計算締日 給与計算時に、指定した締日の契約が対象になります。
例えば、給与計算時に末締を指定すると、20日締めの契約は対象外となります。
デフォルトは環境設定で指定します。
締日設定に誤りがあると、支払い漏れとなるので、スタッフによって締日が異なる場合
は特に注意が必要です。


【図6-5】請求、給与反映項目



4.料金、賃金の入力

料金、賃金体系を「時間制」「定額制」「日額制」から選択できます。

【図6-6】料金、賃金(時間制)

時間制の場合には、所定時間料金を入力すると、次の法定最低割増率で残業時間料金が計算されます。
上書きも可能です。 時間外 1.25 休日出勤 1.25  法定休日出勤 1.35  法定内深夜 1.5  法定休日深夜 1.6



【図6-7】料金、賃金(定額制)

定額制の場合 所定時間に定額を入力します。
残業手当が発生する場合は、その必要な時間金額を入力します。
※同スタッフ同派遣先であったとしても、請求・給与の締め日を基準として1ヶ月間とし、該当する1か月間をまたぐ日付での契約終了日からの次の契約開始日の契約書作成、 該当する1か月間をまたぐ日付での契約終了日からの次の契約開始日の新規契約書の作成には定額制は対応していません。

例)対応可能
契約番号:1000-0
請求締め日:末日
給与締め日:末日
契約開始日:2016/1/1
契約終了日:2016/1/31

契約番号:1000-1(更新処理にて作成)
請求締め日:末日
給与締め日:末日
契約開始日:2016/2/1
契約終了日:2016/1/28

契約番号1000-0の勤務時間表期間:2016/1/1から2016/1/31
契約番号1000-1の勤務時間表期間:2016/2/1から2016/2/28
このような設定の場合には対応しています。

例)対応可能
契約番号:2000-0
請求締め日:末日
給与締め日:末日
契約開始日:2015/12/16
契約終了日:2016/1/31

契約番号2000-0の勤務時間表期間:2016/12/16から2016/1/15
契約番号2000-0の勤務時間表期間:2016/1/16から2016/1/31
このような設定の場合には対応しています。

例)対応不可
契約番号:3000-0
請求締め日:末日
給与締め日:末日
契約開始日:2016/1/16
契約終了日:2016/2/15

契約番号:3000-1
請求締め日:末日
給与締め日:末日
契約開始日:2016/2/16
契約終了日:2016/2/28

契約番号3000-0と契約番号3000-1の勤務時間表期間:2016/2/1から2016/2/28
このような設定の場合には対応していません



【図6-8】料金、賃金(日額制)

定額制(日額)の場合には所定時間に日額を入力します。
残業手当が発生する場合は、その必要な時間金額を入力します。



5.請求書へのデータの反映

請求書には、契約データのスタッフコード、スタッフ名、契約番号、派遣先、料金が反映されます。
【図6-9】は時給制の契約に基づく請求書の例です。
定額制、日額制の場合は、所定時間数量が時間数ではなく「1」になります。

【図6-9】請求書への契約データの反映



6.給与明細へのデータの反映

給与明細には、契約データのスタッフコード、スタッフ名、契約番号、派遣先、賃金が反映されます。
【図6-10】は時給制の契約に基づく給与明細の例です。
定額制、日額制の場合は、所定時間数量が時間数ではなく「1」になります。
【図6-10】では給与明細と契約が1対1ですが、複数の契約(派遣先)をまとめた給与計算も可能です。
その場合、支給明細が複数セットになります。

【図6-10】給与明細への契約データの反映




8) 契約書の作成手順6(派遣条件)

1.帳票出力用項目の入力

勤務時間、就業日等を入力します。
契約書の帳票出力用と勤務時間表の初期値用に分かれています。
帳票用はフリー記述で入力します。 全角半角どちらでも、複数行でもOKです。
「派遣契約書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」「派遣元管理台帳」に反映されます。

【図7-1】勤務時間、就業日等の入力



2.業務内容(詳細その他)の入力

業務内容はフリー記述で入力します。
全角半角どちらでも、複数行でもOKです。
「派遣契約書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」「派遣元管理台帳」「出勤表」に反映されます。

【図7-2】業務内容(詳細その他)の入力



3.抵触日

「組織単位の抵触日」「事業所抵触日」は「派遣先管理」で設定されたものが反映されます。
契約書作成時に設定変更も可能です。
「雇入通知書(兼)就業条件明示書」に反映されます。

【図7-3】組織単位の抵触日・事業所抵触日の設定



4.派遣条件の設定

無期雇用労働者または60歳以上のものにするか否かの別などを必要に応じて設定します【図7-4】。
「派遣期間制限について-詳細」は、契約管理>環境設定にて設定されたものがプルダウンで選択できるようになりますので、ご利用の場合には必ず環境設定にて正しい内容を入力保存してください【図7-5】。
各項目は「派遣契約書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「派遣先管理台帳」「派遣元管理台帳」に表示されます。

【図7-4】派遣条件の設定



【図7-5】契約管理>環境設定画面



法定項目の文言など、派遣条件を入力します【図7-6】。
初期値には「契約管理」の「環境設定」の内容がセットされています。
確認の上、必要であれば修正します(永続的な修正であれば「環境設定」をし直します)。
「休日」「福利厚生」は 派遣先管理の登録データより反映されます。

【図7-6】派遣条件の設定




9) 契約書の作成手順7(帳票の出力)

【2015年10月1日よりの派遣法改正後の契約書を作成、出力する場合】
契約書の内容を入力後、画面下に表示される「帳票選択」ボタンをクリックしてください【図8-1】。
次の画面に各帳票の出力元がありますので、必要な帳票を出力してください【図8-2】。

【2015年10月1日以前(派遣法改正以前)に作成された契約書を出力する場合】
画面下の「派遣契約書(個別契約書)」「派遣通知書」「雇入通知書(兼)就業条件明示書」「改正版雇入通知書」(2013年派遣法改正版)ボタンで各帳票が出力されます。
【注意】現在このボタンでは2015年10月1日以前の契約帳票が出力されます。

【注意】
各帳票は「帳票選択」画面で出力できますが、あくまでサンプルです。
内容が不十分な場合もございますので、各企業様のの責任において内容をご確認の上、必要であれば帳票のアップロード機能にて独自の帳票をアップロードして、ご利用ください。

15) 契約書のアップロード機能の使い方

【図8-1】各帳票の出力




【図8-2】各帳票出力画面




10) 求人選択ウィンドウの使い方

求人番号、派遣先コードの文字の上をクリックすると「求人選択ウィンドウ」、「派遣先選択ウィンドウ」が表示されます。

【求人選択選択ウィンドウへのリンク】



「求人管理」で登録された求人データが一覧表示されます。
ただし、定員に達しているもの(募集人数分の契約書を作成済み)は除外されます。
名前又は担当者を入力して「検索」ボタンをクリックすると絞り込む事もできます。
「求人番号」を選択して、クリックするとウィンドウが閉じ、登録内容が契約書の派遣先項目に取り込まれます。
取り込みをキャンセルするときはウィンドウ右上の「閉じる」ボタンをクリックします。




11) 派遣先選択ウィンドウの使い方

「派遣先管理」で登録された派遣先が一覧表示されます。

【派遣先選択ウィンドウへのリンク】



名前又は担当者を入力して「検索」ボタンをクリックすると絞り込む事もできます。
「派遣先コード」を選択して、クリックするとウィンドウが閉じ、登録内容が契約書の派遣先項目に取り込まれます。
取り込みをキャンセルするときはウィンドウ右上の「閉じる」ボタンをクリックします。




12) スタッフ選択ウィンドウの使い方

スタッフコードの文字の上をクリックすると「スタッフ選択ウィンドウ」が表示されます。

【スタッフ選択ウィンドウへのリンク】



ウィンドウが開くと「人材管理」で登録されたスタッフコードが振られているスタッフが一覧表示されます。
契約管理→環境設定→スタッフ契約期間の重複チェックで、
・「同じスタッフで、 期間が重複する契約書を作れないようにする」に設定すると、派遣期間が重複し、且つ契約終了まで1ヶ月以上のスタッフは 除外されます(先付けで契約を作成する場合のために、契約終了まで一ヶ月以内なら表示されます)。
・「同じスタッフで期間が重複する契約書を作れるようにする」に設定すると、派遣期間が重複しているスタッフの名前も表示されるようになります。



名前又は担当者を入力して「検索」ボタンをクリックすると絞り込む事もできます。
「スタッフコード」を選択して、クリックするとウィンドウが閉じ、登録内容が契約書のスタッフ項目に取り込まれます。
取り込みをキャンセルするときはウィンドウ下の「閉じる」ボタンをクリックします。



13) 各項目の帳票反映先

各帳票への反映先
労働派遣契約書 就業条件明示書
(兼)
雇入通知書
派遣通知書 派遣先
管理台帳
派遣元
管理台帳
契約番号
派遣期間
契約日(帳票用)
派遣先名称
事業所(支店名など)
派遣先事業所住所
組織単位名称(部署など)
組織単位(部署など)の長の役職
就業先所在地
派遣先責任者
派遣先指揮命令者
派遣先苦情処理の申出先
スタッフコード
スタッフ氏名
スタッフ性別
スタッフ年齢
スタッフ派遣人員
被保険者資格取得の有無
雇用安定措置(管理台帳)
教育訓練の状況(管理台帳)
キャリアコンサルティングの実施状況(管理台帳)
派遣先での教育訓練の状況(管理台帳)
苦情処理状況(管理台帳)
派遣元名称
派遣元責任者
派遣元苦情処理の申出先
事業所許可番号
派遣元責任者
勤務時間表設定値
時間外労働制限
請求・給与反映項目
勤怠管理>勤務時間表の設定値となります。
請求・給与の計算項目への設定値となります。
料金
賃金
就業時間など(帳票用)
業務内容(詳細その他)
組織単位抵触日
事業所抵触日
派遣期間制限について
有期雇用派遣労働者−期間
無期雇用派遣労働者−理由
無期雇用派遣労働者−詳細
有期プロジェクト業務−期間
日数限定業務
産前・産後・育児・介護休業業務−期間
代替要員が必要となる業務労働者名
就業日
料金支払条件
賃金支払い条件
派遣先契約内容
その他
(派遣契約書)
スタッフ契約内容
その他
(雇入通知書)
時間外労働
休日労働
休  日
安全・衛生
契約解除の措置
(派遣契約書)
契約解除の措置
(雇入通知書)
福利厚生等
苦情処理事項
(派遣契約書)
苦情処理事項
(雇入通知書)
派遣料金の明示
派遣元36協定 掲載が必要な場合には
「契約管理」>「契約書」>「帳票帳票選択」
にて帳票を作成しアップロードをお願いします。
雇用に対する
紛争措置
みなし制度
について
特別条項
備  考

14) コード検索ボタンの使い方

登録済みの、「派遣先コード」や「スタッフコード」がわかっているときに、コードを直接入力して「コード検索」ボタンをクリックすると派遣先やスタッフの登録内容が契約書の派遣先項目、スタッフ項目に取り込まれます。
コード未入力で、ボタンをクリックすると「求人番号、派遣先コードのどれかひとつを入力してください」などのメッセージが表示されます。
入力したコードが存在しないと「派遣先コードまたは求人番号が間違っています」などのメッセージが表示されます。

【コード検索ボタン】





15) 契約書のアップロード機能の使い方

契約書のアップロード機能では、各帳票をご希望のデザインで作成し直し、派遣canで設定されたデータがアップロードされた帳票に反映される機能です。

@契約管理>契約書にて契約書を作成後「保存」
A「保存」後に契約書作成画面下に表示される「帳票選択」ボタンをクリック。

【帳票選択ボタン】




B帳票出力画面に移動し、画面左の「ガイド」>項目出力先表を出力
こちらから「項目出力先表」を出力

【項目出力表】




【帳票出力画面】

C任意の標準テンプレートをダウンロードをします。




Dデータが$WORK_DURATION$などで表示されている帳票がhtml形式で出力されますので、デザインを変更し、ディスクトップにhtml形式のまま保存します。

【ダウンロードされた帳票】




【変更された帳票】

赤文字、赤フィールが変更されています。



【テンプレート選択時の画面-1】

Eディスクトップに保存された変更後のテンプレートを帳票出力画面下の「新規帳票アップロード」>ファイルを選択より選択します。



【テンプレート選択時の画面-2】

F任意のテンプレート名を付けて(必須)「アップロード」ボタンをクリック。



【新規帳票が追加された画面】

G「追加テンプレート」に変更された帳票が追加されますので、「帳票出力」青文字をクリックすると、変更後の帳票が出力されます。
ここで追加されたテンプレートは、新しく契約書を作成した場合にも「帳票選択」→「帳票出力」画面よりいつでも使用することが出来ます。




16)各契約書の出力時の注意事項

【要注意事項】
現在は、契約管理>派遣元管理台帳メニューでの「派遣元管理台帳の作成」は行わないでください。
大幅な内容の変更を行い次第利用可能のご連絡を「お知らせ」に掲載させていただきます。

契約書作成画面下のボタン「派遣契約書」「派遣通知書」「雇入通知書」「(改正版)雇入通知書」は2015年9月以前の帳票ですので、契約書作成、保存後に画面下に表示される「帳票選択」ボタンから「標準テンプレート」画面へ移動して各帳票を出力してください。

各帳票は「帳票選択」画面で出力できますが、あくまでサンプルです。
内容が不十分な場合もございますので、各企業様のの責任において内容をご確認の上、必要であれば帳票のアップロード機能にて独自の帳票をわかりやすい帳票名を付けてアップロードし、ご利用ください。
15) 契約書のアップロード機能の使い方
追加された各帳票は「追加された帳票テンプレート」に表示されますので、「帳票出力」より出力してください。


17)HELP改訂内容

2015年12月
契約管理>環境設定の画面「派遣元責任者」「派遣元苦情処理の申出先」が5フィールドずつ追加されました。 この事によって、契約書作成時に各担当者の選択が5名まで可能になりました。
2015年12月
派遣法改正に伴い、「派遣期間制限について-詳細」の項目が追加されました。 こちらに設定されたものが契約書作成画面の各同名項目にデフォルトとしてされます。
2015年12月
派遣法改正に伴い、「派遣料金の明示」の項目が追加されました。 こちらに設定されたものが契約書作成画面の各同名項目にデフォルトとしてされます。
2015年12月
派遣法改正に伴い、「派遣元36協定」の項目が追加されました。 こちらに設定されたものが契約書作成画面の各同名項目にデフォルトとしてされます。 帳票には反映されませんが、必要な場合には「契約管理」>「契約書」>「帳票選択」のアップロード機能を利用し 「派遣元36協定」を反映させご利用ください。
2015年12月
派遣法改正に伴い、「雇用に対する紛争措置」「みなし制度について」の項目が追加されました。 こちらに設定されたものが契約書作成画面の各同名項目にデフォルトとしてされます。
2015年12月
派遣法改正に伴い、契約書画面の「派遣先」に「事業所(支店など)名称」「派遣先事業所住所」が追加されました。
2015年12月
派遣法改正に伴い、契約書画面の「スタッフ」に「雇用安定措置(管理台帳)」「教育訓練の状況(管理台帳)」 「キャリアコンサルティングの実施状況(管理台帳)」「派遣先での教育訓練の状況(管理台帳)」「苦情処理状況(管理台帳)」が追加されました。
2015年12月
派遣法改正に伴い、契約書画面の「派遣条件」に「雇用安定措置(管理台帳)」「教育訓練の状況(管理台帳)」 「キャリアコンサルティングの実施状況(管理台帳)」「派遣先での教育訓練の状況(管理台帳)」「苦情処理状況(管理台帳)」が追加されました。
2015年12月
派遣法改正に伴い、契約書画面の「派遣条件」に「組織単位抵触日」「事業所抵触日」 「派遣期間制限について」「有期雇用派遣労働者−期間」「無期雇用派遣労働者−理由」「無期雇用派遣労働者−詳細」 「有期プロジェクト業務−期間」「日数限定業務」「産前・産後・育児・介護休業業務−期間」「代替要員が必要となる業務労働者名」 「休日労働」「派遣料金の明示」「派遣元36協定」「雇用に対する紛争措置」「みなし制限について」「特別条項」「備考」が追加されました。
2015年12月
契約書画面に「紹介予定派遣に関する項目→契約帳票」「紹介予定派遣に関する項目→管理台帳」が追加されました。